5Sは改善の第一歩
前回、5Sの「整理」・「整頓」について説明しました。
今回は、5Sの半、清掃と清潔について説明するね。
うん。今回は、清掃と清潔だね。
これもよく似てるよね。
そう、意外と違いがわかってないので、
そのあたりを説明しますね。
いつもサラリーマンの方向けなんだけど、
今回は、主婦の方も大いに参考になると思います。
そうかあ。お母さん向けだね。
勉強してお母さんに教えてあげるよ。
5S|清掃とは
清掃は点検なり
清掃は点検なり。と言われます。
つまり、清掃すると、身の回りのゴミ・汚れ・異物などをきれいにすると同時に、
点検をすることになる。という意味です。
具体的には、
細部にわたりきっちりと清掃しようとすると、
カバーを外したり、分解したりする必要が出てきます。
その過程で、機械や設備の不具合を見つけたり、
日ごろ気づかなかった微小な欠陥を見つけたりします。
ただ、漠然と清掃するのではなく、問題意識をもって取り組むと、
日常気づかない発見をすることができるのです。
それが、清掃です。
清掃10徳
清掃すると10個の徳がある。と言われています。
- 清掃すると、心が落ち着く
- 清掃すると、ものへのいたわりが生まれる
- 清掃すると、能率を工夫できる
- 清掃すると、心が優しくなる
- 清掃すると、やる気が出てくる
- 清掃すると、場が活性化する
- 清掃すると、雑用の大切さを知る
- 清掃すると、幸せになれる
- 清掃すると、充実感に満たされる
- 清掃すると、さらに大きな自分になれる
清掃チェックリスト
- ☑ 床や通路にゴミがない
- ☑ 机、棚にホコリがない
- ☑ 設備のオイル漏れがない
- ☑ 設備の摺動部に異常がない
- ☑ 見えない箇所もきれいな状態
- ☑ 定期的に一斉清掃している
- ☑ 場所ごとに清掃担当を決めている
- ☑ 清掃しながら点検している
- ☑ 部屋に入ると清掃が行き届いた感覚がある
- ☑ 清掃の方法が明確になっている
Qちゃん、どうだったかな?
早速だけと、次、清潔の説明してもいいかな?
うん。聞きたい。聞きたい。
5S|清潔とは
清潔は、整理・整頓・清掃の維持
清潔は、今まで学んだ 整理・整頓・清掃 を維持することです。
至ってシンプルな定義ですが、意外とできません。
整理・整頓・清掃が、きっちりとあるべき姿で保たれていて、
少しでも異常があれば、すぐに気づくことができる状態。
それが5Sにおける「清潔」です。
清潔は、目で見る管理の徹底
「目で見る管理」とは、人間の視覚によって異常を気づかせる工夫のこと。
表示や、色分け、をして整理・整頓するだけではなく、
- 管理の急所がわかる
- 異常の判断基準を明確にする
- 的確に異常がわかる
- 異常の処置方法が明確になっている
そのような状態が、「目に見える管理」であり、清潔のポイントです。
整理・整頓・清潔 を一人一人が実行し、その場に定着すれば、
5Sにおける清潔ができている状態となります。
これは、積み重ねにより、階段を上るようにレベルアップしてゆくのです。
清潔チェックリスト
- ☑ 通路や床がピカピカな状態
- ☑ 危険なエリアが区別され、通路が安心して歩ける
- ☑ 設備やエリア責任者が決められている
- ☑ 目で見る管理が行き届いている
- ☑ 見た目がきれいですっきりしている
- ☑ マナーやエチケットが守られている
- ☑ 作業者の身なりも清潔に保たれている
Qちゃん、どうだったかな?
なるほど。よくわかったよ。
帰ったら、自分の部屋も見直してみようなかな?
そうだね。学んだらすぐ実行。
それがQちゃんのいいところ(笑)
ほめられると嬉しいよ。
帰ったら、すぐに実行しま~す!!
いかがでしたか?
皆さんも、自分の職場、自分の家、など、周囲の環境を見直して、
是非、5Sを実行してみましょう。
きっと、すがすがしい気持ちになり、仕事や私生活が効率化すると思います。
主婦のみなさんも、是非。
それでは、また。
タイキ
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