「次工程はお客様の原則」に学ぶ|自分だけではないという関連性を理解し、おもいやりの心と責任感を持とう。

Qくん 品質を学ぶ
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Qちゃん
今日は「次工程はお客様の原則」というお話です。

次工程って、次の工程のことだよね。

そうです。
製造現場には多くの工程があるからね。
簡単にいうと、自分の工程でトラブルが起きると、
次の工程に迷惑をかけちゃうってことなんだ。
だから、「次工程はお客様」と考えて、迷惑をかけないようにしよう、ということなんだ。

従来方式の問題点

従来の方式では、「工程ごとに計画を立てて生産し、次工程に引き渡す」という考え方なのですが、これは、いろんな問題を起こしてしまう要因があります。

  • 多く作りすぎた。
  • 足りなかった。
  • 不良品が出て、作り直し、手直し。
  • 不良品が溜まる
  • 間に合わない
  • 早すぎる

など、JIT(ジャストインタイム)を実現するのは困難な状況です。

参考記事:JITの考え方

そこで、従来方式とは逆にして、

「後工程が必要なものを前工程に引き取りにいき、前工程は後工程が持って行った分だけつくる」

という、「後工程引き取り方式」が考えだされました。

後工程引き取り方式

次工程はお客様という言葉は、この後工程引き取り方式を実現するためのキャッチフレーズといえます。

最終的に製品を使用するお客様から考えた場合、後工程になればなるほど、お客様に近いことになります。

仕事はお客様のためにするものであり、最終のお客様を起点に順次さかのぼって考えることは、

お客様の満足の視点からみても、とても大切なのです。

じゃあ、具体的には何をすればいいの?

そうだね。
次工程(お客様)のことを考えて、
迷惑をかけないように、
前工程に要望を出して、納期、数量、品質を守ってもらい、
自分も、同じように守るって事だよ。
簡単に言えば、おもいやりの心と責任感ってことかな。

なるほど。
おもいやり心と責任感ね。
製造現場の人って、すごい。

まとめ

次工程をお客様だと考え、お客様の要望を実現するために、

納期、数量、品質を守るという、強い責任感を持って

仕事に取組むことが大切です。

この学びは、日常生活でも役に立つことです。

自分だけではない。

次もある。前もある。

その一連の流れ(関連性)を理解しているか、ということではないでしょうか。

自分のことしか見えていないこともあるもしれません。

自分の発言や行動を見つめ直すきっかけになればうれしいです。

それではまた。

タイキ

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