JIT(ジャストインタイム)とは
製造業の目的は、顧客要求を満たす価値のある製品をつくることです。
この考え方を少し深く考えてみましょう。
すると、
「売れる製品を、売れるときに、売れる数量だけつくる」
という考え方が出てきます。
これを、JIT(ジャストインタイム)といいます。
このJITの考え方を実現する手法として、特に有名なのが、
トヨタ生産方式(TPS)の「かんばん方式」です。
ムダの排除による原価削減
生産活動において、ムダの排除による原価削減は、競争力の源です。
ムダをなくすこと=よい製品だけつくる=コスト競争力アップ
ということで、生産現場では、もっとも重要な課題なのです。
7つのムダとは
7つのムダとは、以下の通りです。
- つくりすぎのムダ
- 手持ちのムダ
- 運搬のムダ
- 加工のムダ
- 在庫のムダ
- 動作のムダ
- 不良・手直しのムダ
徹底的に、7つのムダの排除に取り組む。
生産現場では、日々そのような活動が行われています。
隠れたムダの顕在化
7つのムダの排除活動を続けると、
意外とこれでおしまいだろうと思っていたムダが、
次々と顕れてくることに気づきます。
まるで、氷山のように、表にあらわれている部分は少ないということです。
もう一つ大切なこと
7つのムダに加えてもう一つ大切なことがあります。
それは、LT(リードタイム)の短縮です。
LT(リードタイム)とは、受注してから出荷するまでの時間のことで、
これも競争力の大きな要素なのです。
まとめ
製造業の目的であるお客様の満足のためには、
日々、7つのムダの排除活動を行い、リードタイムの短縮を行うことが大切。
それが、コスト削減にもつながり、その企業の競争力の源となります。
いかがだったでしょうか?
仮に、個人に当てはめて、「人生のムダを排除する」しすぎると、
とても息苦しい感じになり、おすすめできません。
やはり、人生は、適当なムダが必要なのかもしれませんね。
タイキ
次の記事も参考になるはずです。
コメント