アコースティックギターの弦のお話です。
アコギやってる人が集まれば、
必ずといっていいほど、弦トークが始まります。
もちろん、ギター本体の話が先ですけど・・・
結構、弦トークも盛り上がったりしますね。
という事で、今回は、弦(アコギ用)について、調べてみました。
弦の種類・メーカー一覧
ざっと調べた感じでも、弦メーカーは多数あります。
多分、まだまだあると思います。
- D’Addario(ダダリオ)
- ELIXIR(エリクサー)
- Martin(マーチン)
- ERNIE BALL
- ROTOSOUND
- Aria
- S.YAIRI(エス.ヤイリ)
- Ikebe Original
- DR
- K-GARAGE
- YAMAHA(ヤマハ)
- FOEHN
- キョーリツコーポレーション
- GIBSON(ギブソン)
- Savarez
*購入はこちら → https://amzn.to/2X39iAg
*ネット購入の方は、エリクサーの偽物情報の記事を読んでから、をおすすめします。
筆者のおすすめは、ELIXIR(エリクサー)、Martin(マーチン)、Savarez です。
理由など、詳しく見てゆきましょう。
ELIXIR(エリクサー):使用者が多い、有名コーティング弦メーカー
ELIXERは、僕も使ってます。
コーティング弦で、使用者も多く、有名です。
使用した感じは、すべりがよい。ハリのある音が長持ちする。
エリクサーのコーティング弦を使ってみた感想
超滑る、音もハリがある、チョーキングは少ししにくい印象
— Hotaka🐬🐬 (@hotaka___guitar) April 3, 2019
エリクサーの弦を張っての感想
良い点
めちゃ響く(ギターとの相性が良い)
ジャキジャキと気持ちの良い音が出る悪い点
なんかヌルヌルでオイル塗ったまま弾いてる感じがする
高い
めちゃ響くから夜出来ないまぁ前に使ってたのがコンパウンド弦だしよく響くと勘違いしてる可能性も
— りくと王子 (@88dimension) August 1, 2014
呼ばれたかとw RT @yuxuki まぁそれもそうだなw ちなみに個人的な感想だと、アーニーは音はいいけど劣化が速い、ダダリオはジャキジャキだけど錆びる、エリクサーは好きだけどちょっと滑るからなかなか慣れないとかそういう程度の認識や(´・v・) 明日東京ついたら弦かおっと
— アーニー (@er_nie) March 6, 2010
いろんな感想ありますが、
ハリがある
滑る
長持ちする
高い
といったところでしょうか?
僕もそう感じています。少し高めですが、総合的にはいい弦です。
エリクサー弦の偽物問題について
一時期、偽物が出回っているという情報もありました。
今はどうなってるんでしょうか?
定期的にElixirの偽物の話が出ますね!リサイクルショップで買ったら偽物だったって話も聞きますので弦は楽器屋さんで買ってあげてくださいねぇ(;_;)
— サンクス楽器/楽器ランド サンクス (@39thanks2017) March 24, 2020
ロックダウンに備えて、備蓄補充。
わかるかなぁ、この気持ち( ¯෴¯ )
今年初めにAmazonのタイムセールで買って備蓄したのが偽物だったという悲しみ( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)#ELIXIR pic.twitter.com/fc6hB66XNq— まつぐろう (@Margie0501) March 30, 2020
やっぱ、今でも偽物情報あるようですね~。
本当かどうかは分かりませんが、まずは、正規店で購入するのが安心だと思います。
もし、偽物だとしたら、店の信用にかかわりますので・・・
実店舗も、なかなか行けない方も多い中、ネット購入も避けられないと思います。
また、実店舗でも、偽物が出回っているという話もあります。
そこまで来ると、どうすりゃいいの?って感じですよね。
印刷や弦の包装、弦自体に、本物と偽物の差があるようです。
エリクサー弦を購入しようと思う方は、多少は知識を備えておくべきだと思います。
ギター🎸用品の偽物❗❗❗( `Д´)/
フォロワーさんがElixirのエレキギター🎸弦の粗悪な偽物を掴まされてとても怒っていました❗❗❗( `Д´)/
D´addarioの偽物も出回っている話も……o(>_<)o
皆様も偽物を掴まされない様にご注意下さいね~🎵\(^o^)/
💕💕💕o(^o^)o💕💕💕https://t.co/e194z49PyF pic.twitter.com/jARH5pUXLh— ま~ちゃん (@MaachanEVH_Love) July 17, 2019
ELIXIR弦の特徴・種類
【エリクサーのアコギ弦】特徴・種類など
素材は、80/20ブロンズ と フォスファーブロンズ
違いですが、金属の種類です。80/20というのは、銅とスズの割合を表しており、
銅の方が多いので、スズを含む銅合金という事で、青銅と呼ばれる素材です。
一方、
フォスファーブロンズは、さらにリンを混ぜた合金で、リン青銅と呼ばれています。
少量のリンを混ぜることで、さらにばね性や強度などの機械的特性が向上する
ようですので、好みにもよりますが、
タイキは、フォスワーブロンズがオススメです。(ただし、一番値段が高いです。)
コーティングの種類について
以下、引用です。
ナノウェブコーティングとポリウェブコーティング
NANOWEB ~ナノウェブ極薄コーティング~
ナノウェブコーティング弦は、新規開発技術によりポリウェブに比べコーティング厚が約30%という薄さを実現。ナノメートルの領域にまで薄さを極めたコーティング弦である。コーティングしていない弦に非常に近いもので、音は明るくコーティング層が極薄なので感触もコーティングの存在が分からないほど。
POLYWEB ~ポリウェブコーティング~
1997年のNAMMショウでの発表以来、熱烈なファンが多いポリウェブコーティング弦。バランスの良い落ち着いた音、つまり普通の弦をしばらく弾き慣らした後のような音質と共に、上品でバランスの良いサウンドを長時間堪能することができる。また、耳障りなフィンガーノイズが極めて小さく抑えられた非常にスムーズな感触が得られる。
引用ここまで。
触り心地の感覚なので、これは試してみるしかないと思います。
ちなみに、タイキは、POLYWEBコーティング好みです。
弦の太さ
弦の太さですが、
EXTRA LIGHT : .010-.047 ←1~6弦の太さ(mm)
CUSTOM LIGHT : .011-.052 ←1~6弦の太さ(mm)
LIGHT : .012-.053 ←1~6弦の太さ(mm)
MEDIUM-LIGHT : .012-.056 ←1~6弦の太さ(mm)
HD LIGHT : .013-.053 ←1~6弦の太さ(mm)
MEDIUM : .013-.056 ←1~6弦の太さ(mm)
BARITONE : .016-.070 ←1~6弦の太さ(mm)
*一番下のBATITONEはバリトンギター用です。普通、アコースティックギターではここまで太い弦は使用しません。
*バリトンギターは、スケールが長く、低音が特徴のギターの亜種です。
ちなみに、タイキは、LIGHT もしくは、CUSTOM LIGHT あたりを使っています。
これも、好みです。
太い弦の方が、低音の響きが豊かになる気がしますが、押さえが固くなるので、そのあたりのバランスだと思います。
みなさんはいかがでしょうか?
続いて、MARTIN弦を見てゆきましょう。
MARTIN弦の特徴と種類
MARTIN弦は、MARTINギターにも張られていますし、楽器屋さんでも定番のところが多い気がします。一番シンプルで、素直な音が鳴るイメージ。ELIXERより安価です。
ただし、MARTINの技術は日々進化しており、続々と新製品が登場しているイメージがあります。
そのあたりも見てゆきましょう。
種類
2018年以降、「Superior Performance」「Marquis Silked」「Lifespan 2.0」の3モデルとなっています。
以下、公式サイトから引用します。
2018年10月1日からマーティン弦がリニューアルされた。 これまでのマーティン弦は、スタンダードのマーティン弦、マーキス弦、SP弦、FX弦、ライフ・スパン弦、レトロ弦、チタニューム弦、その他エリック・クラプトンやトニー・ライス、ローレンス・ジュバーなどのアーティストモデル弦の8種類のシリーズで、それぞれエクストラ・ライト、カスタム・ライト、ライト、ミディアム・ライト、ミディアムという5種類のゲージで生産されていた。 12弦やコンパウンド弦等も数えると40以上のアイテムになる。今回のリニューアルの大きな目的は、まずは増えたその種類をわかりやすく整理するためと、よりハイクオリティな弦の生産に統一していくことにシフトするためだ。 そこで新たに登場した弦はAuthentic Acoustic(オーセンティック・アコースティック)と名付けられ、青いパッケージのSUPERIOR PERFORMANCE (スーペリア・パフォーマンス)、緑のパッケージのMARQUIS SILKED(マーキス・シルクド)、赤いパッケージのTreatment for long life/LIFE SPAN(トリートメント・ロング・ライフ/ライフ・スパン)という3種類のシリーズ展開だ。(※その他、レトロ弦やアーティストモデル弦、チタニューム弦はこれまで通り。) この3種類はすべてHT(HighTensile)と呼ばれる伸縮に強い高張力な芯線を特徴とし、これまで以上にサウンドのみならず耐久性に優れた弦に生まれ変わった。約50年の歴史を持つマーティン弦は、さらにマーティン・ファンのための弦として進化し続ける。
http://www.martinclubjp.com/strings_02/
3種類は、色分けされています。
青:SUPERIOR PERFORMANCE (スーペリア・パフォーマンス)
緑:MARQUIS SILKED(マーキス・シルクド)
赤:Treatment for long life/LIFE SPAN(トリートメント・ロング・ライフ/ライフ・スパン)
という3種類です。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
青:SUPERIOR PERFORMANCE (スーペリア・パフォーマンス)

公式サイトから引用します。
本格的な音響最高のパフォーマンス:これらの弦は演奏者を念頭に置いて設計されており、常に厳しい練習とパフォーマンスのスケジュールに耐えます。最高の引張強度のコアワイヤーから始めて、6本すべてのストリングに錫メッキして、耐食性を高めています。あなたが見えないことが重要だからです!最高品質のラップワイヤーと組み合わせると、曲ごとに信頼できる一貫した真のトーンが得られます。80/20ブロンズおよび92/8リン青銅で利用可能。Martin Authentic AcousticSP®ストリングは、優れたチューニング安定性、耐腐食性、優れた演奏性を提供します。
https://www.martinguitar.com/authentic-acoustic/
緑:MARQUIS SILKED(マーキス・シルクド)

本格的な音響シルク保護:マーティン・ギターは、貴重な楽器を甘やかすことについて少し知っています。高級ギターをさらに保護する方法を探しているなら、オーセンティックアコースティックシルクストリングが最適です。Authentic Acousticストリングのボールエンドにソフトシルクラップを追加して、プレー中のブリッジとブリッジプレートの摩耗を防ぎます。私たちのシルクラップは、弦を交換するたびに快適な保護層を配置します。80/20ブロンズおよび92/8リン青銅で利用可能。Martin Authentic AcousticMarquis®Silkedストリングは、ブリッジ保護、耐腐食性、優れたチューニング安定性のために糸巻きを提供します
https://www.martinguitar.com/authentic-acoustic/
赤:Treatment for long life/LIFE SPAN(トリートメント・ロング・ライフ/ライフ・スパン)

本格的な音響寿命:マーティンの次世代Lifespan 2.0ストリングは、マーティンだけが利用できる新しい特許取得済みのテクノロジーを使用して設計されています。このテクノロジーは、ギターの弦の最も重要な特性であるトーンを損なうことなく、コアワイヤーとラップワイヤーを保護して腐食を防ぐために開発されました。Authentic Acoustic Lifespan 2.0の弦は見た目もよく、音もよく、手触りも良く、指のドラッグを減らすスムーズな演奏体験を提供します。2年間を費やして次世代のLifespan 2.0ストリングを開発し、市場の他のどの長寿命ストリングよりも優れた音質を保証しました。80/20ブロンズおよび92/8リン青銅で利用可能。Martin Authentic AcousticLifespan®2.0ストリングは、長寿命、優れた演奏性と感触、そして本物の音色による優れた信頼性を実現する次世代の治療法を提供します。
https://www.martinguitar.com/authentic-acoustic/
まとめると、
定番は青のSPで、緑のMARQUISはボールエンドにシルク保護、赤のLIFE SPANはコーティング弦
という事です。徐々に価格は高くなってゆきます。
SPでしたら900円くらいだと思います → https://amzn.to/2AaZwCO
LIFE SPAN だと、1500円前後だと思います。
素材と太さのラインナップについて
詳細は割愛しますが、ほぼELIXIRと同じ素材で、太さのラインナップもほぼ同じです。
EXTRA LIGHT : .010-.047 ←1~6弦の太さ(mm)
CUSTOM LIGHT : .011-.052 ←1~6弦の太さ(mm)
LIGHT : .012-.054 ←1~6弦の太さ(mm)
MEDIUM : .013-.056 ←1~6弦の太さ(mm)
*ELIXIRは、MEDIUM-LIGHT や HD LIGHT のように、さらに細かいラインナップでしたが、MARTIN弦はシンプルなラインナップとなっています。個人的には、十分だと感じます。
ちなみに、タイキは MARQUIS のLIGHTゲージを愛用していました。
張りたては素直ないい音ですが、やはり経時劣化があり、錆などで変色し、音のハリが続かないイメージでした。
そこで、長持ちするELIXIRコーティング弦に変えたという経緯です。
ですから、MARTINのLIFE SPANは未体験なので、ELIXIRと比べてどうなのか?分かりません。
だれか、教えてくれると嬉しいです。
機会があれば、次、MARTINのLIFE SPAN弦も試してみようと思います。
MARTIN弦の購入はこちら → https://amzn.to/3bZMDsN
MARITINの 変わり種 チタン弦

MARTIN MTCN-160 Titanium Core Light Gauge チタニウム・コア アコースティックギター弦
をご存知でしょうか?
チタニウム・コア弦の芯線は円形となっており素材にはトゥルー・チタンを使用しています。チタンは耐久性がありながらも、スチールよりも柔軟性があるため、非常に快適な演奏性を提供します。
http://www.martinclubjp.com/strings_03/titanium-core/
またプレーン弦には、クライオ処理されたステンレス・スティールが採用されています。クライオ処理は、弦を保護すると同時にきらびやかさを発揮し、ステンレス・スティール自体の特性によって柔軟性に優れ、快適な演奏性を高めます。巻き線にはピュア・ニッケルを使用しています。ピュア・ニッケルは加工せずとも耐食性が高く、非常に長い間トーンを保ちます。
メッチャ高いです。→ https://amzn.to/2LZJ1MF
5000くらいでしょうか?
個人的には、弦に5000円はないのですが、
これは、試したことがあります。奮発して買いました。
音ですが、独特です。かなりキラキラした音に感じました。
感触は、素材に伸びがあるためかソフトな感触でありながら、きっちりハリがある感じ。
そして、確かに長持ちします。
興味ある方は → https://amzn.to/2LZJ1MF
では、最後に最後の Savarez 弦を紹介しますね。
Savarez弦について

↑これ、最高でした。タイキのおすすめです。
↓CUSTOM LIGHTも出たようですね。

SAVAREZ弦について
そもそも、SAVAREZと聞いて、何それ??
って思った人も多いと思います。
実は、僕も知らなかったです。
でも、ツイッターで知って、試してみたところ、めっちゃ音が良かったので、
今のところ、ELIXIR、MARTINの弦と肩を並べるか、もしかしたら、超えてますね。
あくまでも、個人的な感想です。
少し、SAVAREZ弦について、詳しく見てゆきましょう。
SAVAREZは、クラシック用ナイロン弦が有名なブランドです。
その「サバレス」から、新たにアコースティックギター弦が登場しました。
特殊保存パッケージにより、完成・出荷〜在庫期間の劣化を最低限に抑え、
出来たてのフレッシュな弦の音が楽しめる。
初期劣化を抑えることにより、”生きた”サウンドがとても長持ちします。
音にこだわる数々のギタリストも認める新定番!
SAVAREZ アコースティック弦 → https://amzn.to/2X1eAfm
という事で、僕の敬愛する西山隆行さんもSAVAREZを使用されています。
レコーディングに行ってきますー。 今日はギブソン カントリーウエスタンで! サバレスの弦と一番相性が良いギターです。 pic.twitter.com/6IoVyhFspM
— 西山隆行 Nishi Nishiyama (@Nishi_Nishiyama) January 22, 2018
そして、KOYUKIさんも
S.I.E.さんから弦(SAVAREZ)が届いたので、さっそく張り替えます🤗 pic.twitter.com/StXeJcABbP
— KOYUKI (@610KOYUKI) October 30, 2019
そして、多くのアーティストが愛用する弦なのです。
SAVAREZ弦使用アーティストにKOYUKIちゃんが追加されている👀‼︎ pic.twitter.com/kTLtKVVv91
— ワタナベ楽器店Acoustic Shop (@watanabe_aco) October 28, 2016
コーティング弦ではないのですが、
保存方法が素晴らしく、フレッシュ感が音のハリにも出るようです。
結果的に長持ちする印象です。
アコギ弾きなら、是非一度、試してみてください。
最後に
いかがだったでしょうか?
少し長くなってしまいました。
他の記事も読んでください。
アコギ弾きなら、きっと役に立つはずです。
それではまた!!
タイキ
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