TQM総合的品質管理(Total Quality Management)とQCサークル活動

品質を学ぶ
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TQMとは、 総合的品質管理(Total Quality Managementの略)のこと

世界的に評価を受けている経営手法の一つ。

このTQMは人間尊重と和の精神に基づいた経営の考え方。

QCサークル等のチーム活動により、 勤労者に自己実現及び仕事の喜びを享受する機会を与える と同時に、彼らの勤労意欲及び創造性を最大限に発揮させる 事により、組織体の競争力を付けようとするもの。

TQMとQCサークル(小集団活動)の関係

よくQCサークルはTQMの基盤となるものと聞くが、 お互いにどの様な役割を担っているのか。

TQMは、顧客の満足する品質を備えた製品やサービスを、 適時に、適切な価格で提供できるように、 企業の全組織を効果的・効率的に運営し、 経営ビジョンの達成に貢献する体系的活動のこと。

この中の「品質」は、製品に限らずサービスも対象にしており、 電話応対やクレーム対処などの日常業務のみならず、 事務処理や仕入から販売までのしくみなどの「質」をも含める。 簡単に言えば、製品やサービスにおけるミスをゼロに 近づけていくことにとどまらず、 製品の製造過程やサービスの提供過程まで、 その過程に存在し見過ごされがちなミスや不具合についても 目を向けて品質の向上・改善を図るもの。

TQMとQCサークルの役割

まず、QCとは英語の Quality Control(クォリティ・コントロール) 「品質管理」を略して「QC」と言う。 品質管理というのは、組織内のあらゆる階層(経営から 製造・販売まで)の創意工夫を有機的にまとめ上げ、 経営・品質の向上に役立てる方法である。 QCサークルとは簡単に言うと、 改善小集団のことを指す。 「QCサークル活動」とは、その改善小集団の活動のこと。

職場で小グループを作って、不具合を改善し、 より良い職場環境を作ったり、お客様からも喜ばれるように な継続的な活動。

通常企業では、経営者の持つビジョンを実現するために、 中長期計画や年度方針を立てて目標と実施計画を策定する。 それを担当者クラスへと展開し実施するのですが、 このときQC的な見方・考え方に基づき計画の実施、 問題の解決に当たる。

つまり、TQMで全社的な方向を定め、 QCサークルで問題解決を図るとう事。

TQMはトップダウン、QCサークルはボトムアップ。

QCサークル活動で従業員一人一人の問題解決能力を 向上させること、これが企業をさらに前進させる原動力 になるのである。

TQMとQCサークルを両面から推進すると、非常に良い効果が生まれる。

これが、今日まで、日本品質を作り上げてきた手法で、今も実践されている。

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